徘徊老人・まだ生きてます

徘徊老人の小さな旅季行

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

〔20〕秩父困民党に学ぶ(2)~蜂起の流れを知る

困民党軍は音楽寺から市街地へ駆け下った 困民党はコンミューン党である 困民党は「借金党」「赤貧党」「貧困党」「負債党」などとも言われていたらしいが、やはり「困民党」の名が彼らの運動組織にはもっともふさわしい。困民は困窮民の省略形だろうが、私…

〔19〕秩父困民党に学ぶ(1)~蜂起の地を訪ねて

椋神社内にある記念碑 秩父困民党事件とは? 1884年(明治17年)11月1日、鉄砲、刀、槍などで武装した約3000人の民衆が下吉田村にある椋(むく)神社に集結した。秩父郡の西谷(にしやつ・秩父北西部の山間地)にある各村ならびに大宮郷(現在…

〔18〕浅川旅情、いや遡上(そじょう)です(後編)

中村雨紅の心象風景を具現化した看板 日野台地形成の一翼を担った浅川 日野台地にいる。 少し前まで、国道20号線(甲州街道)の日野橋交差点からJR中央線の日野駅辺りまでは渋滞の名所だった。府中から八王子に行くとき、この渋滞区間が嫌で、多摩川に掛…