2021-01-01から1年間の記事一覧
今日ある小田原の基礎を築いた北条早雲(伊勢宗瑞、伊勢新九郎盛時) ◎「小田原といえば?」「〇〇です!」 2016年に大改修された小田原城の天守閣 「小田原から何を連想するか?」と私が問われたとすると、すぐに「だるま料理店」と答えるだろう。が、…
リニア実験線と走行試験車両と甲府盆地と ◎韮崎はニラの先っちょ!? 韮崎台地は横から見てもニラの葉先のよう 韮崎市は山梨県の北西部に位置し、中心街は甲府盆地の北西端にある。第62回で盆地の形を「飛べない蝙蝠」に例えたのだが、それでいえば左翼の先…
よく知られた偈(げ)が掲げてある恵林寺の三門 甲府盆地には見所が多すぎて、一泊二日で訪れただけではひとつひとつの場所にはあまり多くの時間を割くことができなかった。駆け足で巡った場所の中には、次回には時間を掛けて徘徊したいと思えた場所がたくさ…
ワイン用の甲州ブドウを収穫中 ◎R411の旅の続きです 愛宕山から盆地内、御坂山地、富士山を望む 本ブログの第47回から51回まで、5回連続で国道411号線(R411)を使って八王子市から甲府市まで訪ねる旅を紹介した。当初の予定ではその締めくく…
古座川(の支流)の清き流れ ◎古座川に対する長年の想いが今夏に実現! ”ケンさん”(仮名)は20数年前に、紀伊半島の南端を流れる古座川を題材にしたNHKのドキュメンタリーを見た瞬間、その川に深く強く魅せられてしまった。そこで彼はすぐに古座川町役…
東郷寺の東側にある「かなしい坂」 **写真と本文とはまったく関連性はありません。 知人から「最近、ブログの更新がおこなわれてないが、もう死んだのか?」といった内容のメールが来た。まだ死んでいるわけではないけれど、確かに4月28日を最後に、新…
ボタン、シャクヤクの開花期に初めて出掛けた「町田ぼたん園」 ◎薬師池公園(東京都町田市野津田町) 薬師池と背後に連なる多摩丘陵 三浦半島方面へ出掛けるために保土ヶ谷バイパスを使うときも、東名横浜町田ICを使うときも、町田にある某予備校や某々予…
日野市民にとって用水路は、日常の中に存在する ◎日野市は用水路網の中にあるといっても過言ではないのだ! 日野市の住宅街ではごくありふれた風景 日野市といえば、私が敬愛してやまない新撰組副長の土方歳三を生んだ町であるが、その地を訪れると、あちこ…
現代版ちょき舟、小名木川を行く ◎小名木川の旧中川口周辺を歩く 旧中川口を南岸側から望む 前回は隅田川口を出発点に小名木川周辺を訪ね歩いてみたが、今回は旧中川口から探訪を始めることにした。写真は、旧中川の右岸(西岸)から小名木川の最上流を望ん…
小名木川と横十間川に架かるクローバー橋 ◎小名木川は1590年代に整備された!? 小名木川は隅田川(住田川、角田川、澄田川とも)と中川(現在の旧中川)との間を東西に結ぶ5キロほどの人工水路である。通説では、16世紀の末に徳川家康が小名木四郎兵…
湧き水を蓄えた二宮神社の「お池」 秋留台地のキワに湧水を求める あきる野市の中心部がある「秋留台地」は極めて興味深い地形をしている。東西に約7.5キロ、南北に約2.5キロとさほど広いとはいえない台地でありながら辺縁部には侵食段丘が目立ち、研…
「いこいの水辺」で本を読む人 南沢緑地保全地域を散策する もっとも湧水量の多い沢の流入点 本川沿いにも湧水点は多いが、やはりこの川でとりわけ魅力を感じてしまうのは、近傍の谷頭から湧き出す清らかな沢の存在だろう。 小さな沢の中にはもはや涸れてし…
清流にたゆたうナガエミクリ 落合川を初めて散策した 東久留米市を訪れることはまずないのだが、市域を縦断することはそれなりにある。新小金井街道を北に進み、それから裏道を使って関越道・所沢ICに至るときにである。その際、市域の北辺を流れる「黒目…
多摩湖の給水塔と「水の精」像 狭山丘陵へは散策目的で出掛けるのだが、その徘徊コースは幾通りかあって、そのときの気分次第で行く先を選択している。主要には(1)村山貯水池界隈、(2)山口貯水池界隈、(3)野山北公園界隈、(4)里山民家から六道山…