天険・親不知子不知海岸 ◎親不知海岸を散策する 海岸線を国道8号線から眺める 親不知・子不知海岸は、北陸本線の青海駅から市振駅までの名称で、このうち、「天険・親不知子不知」として知られる断崖絶壁は約10キロほどの距離がある。親不知駅を起点とし…
松川右岸から白馬三山を望む ◎仁科三湖 木崎湖を望む 私は糸魚川市を目指して北へ進んだ。安曇野、そして高瀬川が開析して造った大町の平地を過ぎると今までの開けた道とは異なり、道の左右からは山が迫ってくる。その先にあるのが、木崎湖(標高760m)…
安曇野を象徴する常念岳 ◎久し振りの安曇野 これぞ安曇野の景観 府中から中央道などを使えば3時間足らずで安曇野に出掛けられるので、以前は数年に一度はその温かさに包まれた姿に触れるだけのために訪ねたものだった。10代の頃は何度か黒部ダム(当時は…
さくらの里から妙義山を望む ◎碓氷峠のめがね橋を歩く 碓氷第三橋梁~通称めがね橋 昨年の初夏には下仁田町の地質を調べるために群馬県に出掛けた。もっとも半分は神流川での鮎釣りを兼ねていたので、下仁田周辺と妙義山にしか出掛ける余裕はなかった。そこ…
寅さんとさくらの像 ◎寅さんの故郷、葛飾の柴又へ 柴又駅 映画『男はつらいよ』を見たのは、1970年8月に公開された第五作「望郷編」が最初だった。もっとも、この映画を見るために映画館に出掛けたという訳ではなく、今は無き「浅草国際劇場」で演歌の…
大河内松平家廟所 ◎平林寺~松平信綱(知恵伊豆)が眠る禅寺 平林寺大門通りと総門 埼玉県新座市にある平林寺は紅葉狩りの名所としてよく知られており、シーズンになると不信心の人も含めて数多くの見物客が集まる。私も2回、見学に訪れたことがあるが、確…
この場所で芭蕉は「閑さや~」の句を着想したらしい ◎日本一公園(楯山公園)からの眺め 気宇壮大な公園名 月山を離れ、この日に宿泊する山形市へ向かった。国道112号線を寒河江川に沿って東南東に進み、当初の予定では寒河江市に入り、その地の高台から…
西施像。あまり美人には見えないけれど ◎象潟や雨に西施がねぶの花(芭蕉) 蚶満寺(かんまんじ)にある芭蕉像 「江の縦横一里ばかり、俤(おもかげ)松島に通ひて、また異なり。松島は笑ふがごとく、象潟(きさがた)は憾む(うらむ)がごとし。寂しさに悲…
男鹿ならではの地層が見られる ◎半島の北端にある入道崎を見学 入道崎は半島の最北端に位置する 男鹿半島の最北端に位置する入道崎にやってきた。眺めが良いだけでなく、磯釣り場が点在しており、のちに紹介する名礁の「水島」も存在する。この辺りは潮通し…
男鹿と言えば「なまはげ」 ◎ジオパークと生態系公園 男鹿は地質学の宝庫 男鹿半島は私の〇番目の「ふる里」である。もっとも、私にとって本当のふる里は府中市であるが、放浪癖のある私には、居心地の良い場所を発見してしまうと、そこが〇番目の「ふる里」…
岩木山ともお別れ ◎眺瞰台から小泊へ 眺瞰台から龍飛崎を望む 五所川原市のホテルに三泊した。私の部屋は最上階の岩木山側だったので、部屋からは「お岩木やま」がよく見えた。冒頭の写真は三泊目の夕方に撮影したもの。翌日は鯵ヶ沢に出て、それから津軽半…
龍飛岬から津軽海峡、北海道を望む ◎斜陽館~太宰治の生家を訪ねる とても個人の家とは思えない大きさ 五所川原市金木(かなぎ)町にある太宰治(津島修治、1909~48)の生家である『斜陽館』を訪ねた。金木町は何度も通過しているが、この大きな屋敷…
立佞武多の館に立ち寄る ◎三内丸山遺跡を見学 立派な建物が出入り口付近にある 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は2021年に世界遺産に指定されているが、その遺跡群の中でもここで取り上げる国の特別史跡である「三内丸山遺跡」は群を抜く規模で、私たち…
恐山の境内にあった石碑 ◎佐井村願掛岩を訪ねる 国道の脇から願掛岩を望む 仏ヶ浦を離れ、大間崎に向かった。仏ヶ浦駐車場は標高113m地点にあるが、それからしばらくはまだワインディングロードが続くものの、佐井村福浦漁港を過ぎたあたりから国道33…
下北半島の北東端に立つ尻屋崎灯台 八戸港にあった建物 蕪島から次の目的地である「寺山修司記念館」に行くにはどうしても八戸港を通過しなければならない。この港は619haの敷地を持ち、東北では仙台塩釜港に次ぐ大きさである。広いことが特徴的な港だけ…
あちらこちらの海岸線に設置してある慰霊碑 ◎東北地方の東海岸を北上する 多くの海岸線に新設された巨大堤防 14時46分、その時私は病院の待合室にいた。処方箋を貰うだけなのに非道く待たされていた。やっと自分の順番がやってきたときに揺れがはじまっ…
毛越寺にあった芭蕉の句碑 ◎私を奥州路へと駆り立てるものとは 兵どもが夢の跡~衣川の戦いがおこなわれた場所 磯釣りの取材が立て込んでいた十数年前まではよく東北地方に出掛けていた。それがある時期から四国が主体となり、少しづつ北へ足を向けることは…
クレオパトラのショーベン滝!?(実は井倉滝) ◎備中高梁に向かう 成羽美術館~児島虎次郎にちなむ 津和野を離れ、私は高梁市を目指した。高梁市の成羽町には写真の「高梁市成羽美術館」があるからだ。もっともそれは高梁市街からは西に8キロほど離れた場…
山陰本線・惣郷川橋梁 ◎松陰神社を巡って 松陰神社の大鳥居 私が萩を訪れる最大の理由は「松陰神社」に出掛けることだ。時間が無くて萩城や萩城下町を歩くことは省略しても、この松陰神社だけは必ず立ち寄る。もっとも、ここでも参拝はしないのだが。 松陰先…
馬関(関門)海峡を守る長州の大砲 ◎長府庭園を散策 正門付近の景観 山口市街からは山陽道を使って小月ICまで行き、そこから国道2号線で下関市街へと向かった。当初は海岸線に出て宇部や小野田を通ることも考えたが、やはりそこも工業地帯なので今ひとつ…
秋芳洞・百枚皿 ◎初めて錦帯橋を渡る 錦川左岸の河原から橋を眺める 岩国市には取材で何度も宿泊したことがあるので、市内から10分程度の場所にあるこの橋は何度か見学したことがあった。もっとも、すべてその姿を眺めただけで、橋を渡ったことはなかった…
厳島神社の大鳥居を望む ◎竹原市の「たけはら町並み保存地区」へ 三原市のエヒメアヤメの自生南限地区 尾道市を離れ、この日の宿泊地である広島市に向かった。基本的には海岸線を走るつもりだったことから、途中には三原市、竹原市、呉市がある。このうち、…
決して見飽きることがない尾道の渡船 ◎しまなみ海道~まずは生口島へ 生口島の名荷港から下鷺島と佐木島を望む 福山市のホテルを出発して尾道市へ向かった。いつもなら少し遠回りをして「鞆の浦」経由で行くのだけれど、そこには昨日に見学していることから…
旧下津井駅と保存車両 ◎吉備津神社~旧吉備国の総鎮守 旧吉備国の総鎮守。のちに備中国の一宮 「吉備」の名を聞くと「吉備ダンゴ」や「吉備真備(きびのまきび)」をすぐに連想してしまうが、実際に吉備の地を訪れたのは今回が2回目。もっとも、1回目はほ…
閑谷学校のよく磨かれた講堂内 ◎太子町の斑鳩寺を訪ねる 仁王門 奈良の當麻寺の西には二上山があり、その西麓に太子町がある。こちらがより古い明日香だったと考えられており、奈良の明日香に対し「近つ飛鳥」とも呼ばれている。この辺りも大好きな場所のひ…
下関と言えばもちろんフグ ◎久し振りに山陽路を巡る。帰りは寄り道も 神戸港ハーバーランドからメリケンパークを望む 山陽路にある名所や私の好みの場所には何度も訪れているが、いずれも瀬戸内海沿岸の取材か、あるいは九州・四国取材の途中に立ち寄ってい…
大和多武峰・談山神社 ◎奈良盆地を西から東へ 當麻寺の三重塔(西塔) 天川村の旅館で極めて心地よいもてなしを受けた私たちは、奈良盆地にある立ち寄り場所に向かった。「一言主神社」「當麻寺」「大神神社」「山辺の道」「箸墓古墳」「石上神宮」などを想…
紀伊半島の南端~古座川・小川(こがわ)の朝 ◎南海フェリーに乗って阿波から紀伊へ 南海フェリー・徳島港ターミナル 淡路島と四国東半分の旅は昨日で終え、今日は10時55分発のフェリーに乗って和歌山港へ向かい、今度は和歌山、奈良の旅を始める。翌日…
◎太龍寺~二十一番札所・またまたロープウェイに乗る 西日本最長のロープウェイに乗る 太龍寺は高野山の奥の院と建物の配置がよく似ていることから「西の高野」と呼ばれているそうだ。本堂は標高500mのところにあり麓との比高は450mほどあるため「遍…
室戸岬の岩場から灯台を望む ◎金剛頂寺~二十六番札所 本堂 四国の旅は後半を迎えた。2日後には徳島港からフェリーを使って和歌山に移動し、今度は紀伊半島を巡る旅となる。 四国の旅で欠かすことができない場所はいくつかあるが、そのひとつが「室戸岬」だ…