旧下津井駅と車両 ◎吉備津神社~旧吉備国の総鎮守 旧吉備国の総鎮守。のちに備中国の一宮 「吉備」の名を聞くと「吉備ダンゴ」や「吉備真備(きびのまきび)」をすぐに連想してしまうが、実際に吉備の地を訪れたのは今回が2回目。もっとも、1回目はほとん…
閑谷学校のよく磨かれた講堂内 ◎太子町の斑鳩寺を訪ねる 仁王門 奈良の當麻寺の西には二上山があり、その西麓に太子町がある。こちらがより古い明日香だったと考えられており、奈良の明日香に対し「近つ飛鳥」とも呼ばれている。この辺りも大好きな場所のひ…
下関と言えばもちろんフグ ◎久し振りに山陽路を巡る。帰りは寄り道も 神戸港ハーバーランドからメリケンパークを望む 山陽路にある名所や私の好みの場所には何度も訪れているが、いずれも瀬戸内海沿岸の取材か、あるいは九州・四国取材の途中に立ち寄ってい…
大和多武峰・談山神社 ◎奈良盆地を西から東へ 當麻寺の三重塔(西塔) 天川村の旅館で極めて心地よいもてなしを受けた私たちは、奈良盆地にある立ち寄り場所に向かった。「一言主神社」「當麻寺」「大神神社」「山辺の道」「箸墓古墳」「石上神宮」などを想…
紀伊半島の南端~古座川・小川(こがわ)の朝 ◎南海フェリーに乗って阿波から紀伊へ 南海フェリー・徳島港ターミナル 淡路島と四国東半分の旅は昨日で終え、今日は10時55分発のフェリーに乗って和歌山港へ向かい、今度は和歌山、奈良の旅を始める。翌日…
◎太龍寺~二十一番札所・またまたロープウェイに乗る 西日本最長のロープウェイに乗る 太龍寺は高野山の奥の院と建物の配置がよく似ていることから「西の高野」と呼ばれているそうだ。本堂は標高500mのところにあり麓との比高は450mほどあるため「遍…
室戸岬の岩場から灯台を望む ◎金剛頂寺~二十六番札所 本堂 四国の旅は後半を迎えた。2日後には徳島港からフェリーを使って和歌山に移動し、今度は紀伊半島を巡る旅となる。 四国の旅で欠かすことができない場所はいくつかあるが、そのひとつが「室戸岬」だ…
◎別格本山・箸蔵寺に初参詣 箸蔵寺まではロープウェイを利用 金刀比羅宮への参詣は早めに挫折してしまったので、予定が大幅にくるった。当初はこんぴらさんで大半の時間を費やし、その後は一気に南下して徳島県に入り、国道沿いにある名勝にいくつか立ち寄り…
初めて銚子電鉄に乗った! 落陽を受けて赤く染まる犬吠埼灯台 ◎銚子電鉄に乗る 銚子駅舎を望む 銚子市には何度も足を踏み入れていたが、この地を目的として出掛けたことは一度もなかった。日本一の取り扱い高を誇る銚子漁港や、イセエビ釣りが可能だった黒生…
瀬戸大橋 ◎広大な敷地を有する栗林公園を訪ねて 紫雲山を借景とする庭園 栗林(りつりん)公園(国の特別名勝に指定)にはずっと以前に一度だけ訪れたことがあったが、そのときはほとんど時間がなかったためにほんの少しだけ中を覗いただけだった。そこで、…
金刀比羅宮に通じる高松琴平電鉄(ことでん) ◎大窪寺(八十八番札所)から車で逆打ち 大窪寺の山門 徳島県美馬市の宿を出発。この日は香川県高松市に宿をとっていた。 国道193号線を北上して讃岐山脈に入り、徳島と香川の県境を越えたところで国道377…
脇町・うだつの町並み ◎吉野川河口にて 眉山としか呼びようのない姿 徳島市街の名所に「眉山(ひざん)」がある。標高290mの低山ではあるが、徳島市街のどの方角からも眉のような姿に見えるため、そう名付けられたとのこと。『万葉集』に「眉のごと雲居…
リヴィエール作『エデンの園』の一部分 ◎18泊19日の旅に出る 明石海峡大橋を淡路SAから眺める 体はすっかりヨレヨレになりながらも、心はまだまだあちこちに寄れ寄れと叫ぶため、少し無謀とも思えたものの18泊19日の旅に出ることにした。目的地は西…
バイカモの花と虫。醒井宿の地蔵川にて ◎奥琵琶湖地区を散策する 今津浜水泳場の賑わいは今いずこ 今津といえば『琵琶湖周航の歌』にも出てくるくらい名の通った場所のはずだが、実際に訪ねてみると実に閑散としている。もっとも私が出掛けたのは夏前だった…
京都丹後鉄道・”あおまつ号” ◎京都丹後鉄道宮豊線に乗る~夕日ヶ浦木津温泉駅 夕日ヶ浦木津温泉駅 以前からこの鉄道には乗ってみたいと思っていた(北近畿タンゴ鉄道の時代から)のだが、その機会はなかなかなかった。今回は必ず利用してみようとスケジュー…
夕日ヶ浦の磯で釣りをする人 ◎豊岡市竹野町の海岸を訪ねる 切浜海岸を国道から望む この日、最初に訪れる予定の切浜海岸を国道から眺めた。この海岸の先に「淀の洞門」という観光スポットがある。 小さな入り江の小さな港 切浜海岸の手前にある小さな入り江…
鉄橋からコンクリート製に変わった余部橋梁 ◎間人温泉から久美浜まで 間人漁港横の岩場 間人(たいざ)温泉でゆったりとした時間を過ごした翌朝、再び漁港周辺を散策した。写真のように、漁港の西側には変化に富んだ岩場が広がっており、ここが紛れもなく山…
京都丹後鉄道、由良川を渡る ◎舞鶴から天橋立まで 舞鶴でも人気の赤れんが倉庫 この日はメニューが盛り沢山なので、早々と舞鶴を出発して大好きな由良川橋梁に向かうことにした。が、舞鶴で何も見学しないのも素っ気ない思いがしたので、「赤れんがパーク」…
何とか落陽に出会えた~舞鶴港にて 敦賀半島をめぐる 敦賀半島東部の港にて この日は敦賀半島巡りから始めて若狭湾沿いを西に進み、舞鶴港まで到達する予定。宿を9時に出発し、気比の松原の西側を通って敦賀半島の東海岸を北上した。右手には敦賀港や敦賀新…
気比の松原にて 当初は、約2週間をかけて四国か東北の旅を計画していたのだが、どうしても外すことができない私用が入ったため、最長でも9日間しか取れなくなった。そのため、より近場を目的地にせざるを得なくなり、それならば日本一美しい海を有している…
ここにしかない八高線同士のすれ違い ◎寄居町散歩 荒川の流れを望む 高崎駅に向かう前、少しだけ寄居町周辺を歩いた。といっても、南口ロータリー付近は再開発のための大工事がおこなわれているので、いにしえの面影を偲ぶことはできない。それゆえ、駅から…
小川町駅に入線する上り列車(一両編成だけど) ◎散歩中の拾い物 落陽の中、八高線は北へ走る(入間川橋梁) 入間川に別れを告げる途中で橋梁を走る下り列車を目にしたので、慌ててカメラを向けた。日は傾き始めていたために電車の姿はかなり見づらいが、私…
多摩川橋梁を北に向かって疾走する八高線の電車 ◎八高線に乗るということ まもなく八王子駅を出発 八高線といっても線路の上を秋田犬が走っているわけではなく、駅前で犬がご主人の帰りを待つ姿をよく見掛けるというわけでももちろんない。八王子市と高崎市…
恐ろしくて、渡ることはできなかった ◎まだまだ奥深い三島界隈の魅力 この度の三島界隈を廻る徘徊は、合計6日もの時間を掛けてしまったが、まだまだ立ち寄ってみたい場所はいくつも残っている。触れる機会が多くなるほどこの地区の魅力に吸引されてしまいそ…
橋の上から流れをのぞいてみると ◎三島界隈にある湧水に釣られて散策する 源兵衛川と伊豆箱根鉄道駿豆線と なぜ私は湧水に心惹かれてしまうのだろうか?本ブログでは府中崖線や国分寺崖線下から湧出する清水だけでなく、東久留米市を流れる落合川や日本一短…
中郷温水池(三島市)から富士山を望む ◎初めて三島をじっくりと訪ね歩いてみた 愛染院跡の溶岩塚 三島と聞くとすぐに「おせん」を連想してしまうのは、いささか『男はつらいよ』の見過ぎかもしれない。が、通常であれば三島からは、「溶岩」「湧水」「三嶋…
早川新港入口にある小田原提灯 ◎石垣山一夜城を訪ねる 石垣山一夜城登城口にて 前回の最後に記したように、石垣山一夜城は一夜にして出来たのではなく、約80日、延べ4万人とも言われる大工事によって築かれた。考えてみれば(考えなくとも)当たり前すぎ…
今日ある小田原の基礎を築いた北条早雲(伊勢宗瑞、伊勢新九郎盛時) ◎「小田原といえば?」「〇〇です!」 2016年に大改修された小田原城の天守閣 「小田原から何を連想するか?」と私が問われたとすると、すぐに「だるま料理店」と答えるだろう。が、…
リニア実験線と走行試験車両と甲府盆地と ◎韮崎はニラの先っちょ!? 韮崎台地は横から見てもニラの葉先のよう 韮崎市は山梨県の北西部に位置し、中心街は甲府盆地の北西端にある。第62回で盆地の形を「飛べない蝙蝠」に例えたのだが、それでいえば左翼の先…
よく知られた偈(げ)が掲げてある恵林寺の三門 甲府盆地には見所が多すぎて、一泊二日で訪れただけではひとつひとつの場所にはあまり多くの時間を割くことができなかった。駆け足で巡った場所の中には、次回には時間を掛けて徘徊したいと思えた場所がたくさ…