徘徊老人・まだ生きてます

徘徊老人の小さな旅季行

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

〔34〕多摩丘陵・「聖蹟桜ヶ丘」周辺散歩

桜ヶ丘公園内にある「旧多摩聖蹟記念館」 聖蹟桜ヶ丘の「聖蹟」とは? 京王線には「聖蹟桜ヶ丘」駅がある。府中駅から京王八王子駅方面に進むと、「分倍河原」「中河原」の次がこの駅になる。前々回の後半に書いたように、小学生のとき「ただ券」が入手でき…

〔33〕「とはずがたり」に「かたらいの路」を語る~多摩丘陵散歩

高幡不動尊の見晴台から府中、都心方向を望む まずは「高幡不動尊」から多摩丘陵へ 鎌倉時代末期に記されたとされる『とはずがたり』は、後深草院二条(本名不詳)が14歳から49歳までを回想するという形式をとる日記文学だ。前半3巻には作者が後深草院…

〔32〕普通の府中市(2)~その町中を歩く

大國魂神社の随神門と参道を望む 転換の10世紀 菅原孝標(すがわらのたかすえ、10~11世紀の人)は菅原道真の直系という名門の出身でありながら平凡な人生を送った。受領国司として上総介・常陸介の任についたことは判明しているが、これは両国が「親…